在学生・先輩からのメッセージ

Q1. 在校時の研究と現在の仕事の関連や相違を教えてください。

現在も在校時の研究を引き続き行っています.好きなことを研究できるとても良い仕事です.私の専門はアルゴリズムとデータ構造で,特に文字列集合に対する圧縮や索引を扱っています.現在の所属研究室の教授はデータを圧縮したまま処理するデータ構造で著名な先生で,楽しく議論させてもらっています.

Q2. 北海道大学で(博士あるいは修士の)学位をとってよかったとおもうことは?

今いるところは建物が密にあるので,都心部が近く便利でありながら敷地内が疎な北海道大学は気持ちよかったとおもいます.真冬の外でも半袖Tシャツだったりするくらい寒さも好きです.ただ北海道育ちで室内は暖かくないと辛いせいで現在の研究室では冬のあいだ室温が低くて震えることもしばしばです.

Q3. (博士あるいは修士の)学位をとっておいてよかったとおもうことは?

学位そのものよりも,それをとる過程こそがよかったとおもいます.私はとても恵まれていて,修士から博士にかけての5年間大きなプロジェクトがすぐ近くにあってそれに参加できたのは非常に幸運でした.学生の間にそこで多くの方たちと知り合い見聞を広められたのは今の私の大きな財産になっています.

Q4. これからどんなことをしてみたいですか?

現在いるところは工学部数学科などと呼ばれることもあるほど数学に秀でた人が集まる場所です.私の出身分野は情報なのでわからないことも多く学生の議論のついていくのも大変ですが素晴らしい環境です.これを活かし先生方や学生達から新たな知識を吸収して自身の研究に広がりを持たせていきたいです.

Q5. 後輩につたえたいことは?

私は頻繁に大学に来る人間ではありませんでした.正直に言うと,ゼミやRAなどの用事があるときだけ行っていたので週に2回か3回くらいでした.計算機科学の分野だとPCがあればほとんどのことができてしまうのでわざわざ大学に居る必要はないし,自宅の方が捗るという私のような人もいると思います.ただ,家ではできないのが他の人との会話です.大学に行く一番の理由は他者とのコミュニケーションだと思います.議論も直接顔を合せると進みが違います.常に研究室にいるべきだとは考えませんが,ゼミや研究会などで人が集まるときには参加して雑談とたまに議論をすると得るものが増えるでしょう.
大規模知識処理研究室 〔旧アルゴリズム研究室〕
(2014, 博士修了)
東京大学 大学院情報理工学系研究科

伝住 周平