研究紹介

情報知識ネットワーク研究室

研究テーマ

膨大なデータから知識を発見する

 

米国での商用利用が始まった1990年以降,インターネットは全世界に爆発的に広まり,社会に大きな影響を及ぼしてきました.既にインターネット上には大量のデータが蓄積され,流通しています.インターネットはもはや単なる情報通信の手段ではなく,人類が持ち得た最大のデータベースであると言えます.しかし,そこに蓄えられるデータは,無定形かつ巨大なデータの集まりであり,必要とする情報を引き出すことは容易ではありません.

さらに,近年では,センサー技術の発達により,人ではなく物が大量にデータを収集し発信するようになってきました.例えば,車や携帯端末に搭載されたGPSデータや物流システム上で収集されるログデータ,ウェアラブル機器から採取されるライフログデータなど,日々多種多様なデータが蓄積されています.

私たちの研究室では,こうした大量のデータから,役に立つ情報や知識を取り出すソフトウェア技術―情報検索と知識発見のための情報技術―について研究をしています.より具体的には,次のような事柄について研究を行っています.
・膨大な量のデータから役に立つ規則を見つけ出すデータマイニング技術
・手がかりとなる情報(例えばキーワード)に関連したデータを抽出するためのパタン認識・照合技術
・大量のデータを効率よく保存・流通・再利用するための高度なデータ圧縮技術
・大量のデータに対して高速な検索処理やデータ処理を可能にする,効率よい索引データ構造構築の技術
・既知のデータから自動的に学習し,未知のデータを分類したり未来を予測したりする機械学習技術

こうした技術を支えるアルゴリズムやグラフ理論,計算量理論について研究を行う一方で,音声・画像・映像などのマルチメディア情報や,ウイルスや人の遺伝子情報,診療や投薬の医療情報などへの応用にも取り組んでいます.

教員紹介

有村 博紀
有村 博紀 アリムラ ヒロキ
役職
教授
専門分野
アルゴリズム設計と解析,人工知能,情報検索,データマイニングの研究
趣味
アルゴリズム設計と解析,人工知能,情報検索,データマイニングの研究

情報科学は、ハードウェアから、ソフトウェア、そして応用まで含む、複合分野です。 コースでは、基礎をしっかり勉強した上で、どんな勉強でも良いですから、興味をもったことを一つ選んで、しっかり勉強してみてください。 何か作ることもよいと思います。それを通じて得るものがあると思います。将来どんなテーマで研究をするとしても、どんな仕事をするとしても、その経験は役立つでしょう。 私自身は、いろいろな先生方に、いろいろなことを学びました。ぜひ充実した大学生活を過ごしてください。

喜田 拓也
喜田 拓也 キダ タクヤ
役職
准教授
専門分野
データ圧縮,情報検索,文字列処理,音楽情報処理
趣味
プラモデル制作,読書(フィクション小説)

何歳になっても、何事でも、学ぶことは楽しいと感じます。 研究者になってからは、新しい知識を生み出すことの楽しさも知ることができました。 ぜひ、同じ経験を共に分かち合いたいと思っています。